行田行田市が保育料の算定に誤り システムの設定ミス市が保育料の算定に誤り システムの設定ミス


埼玉新聞
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 行田市は9日、本年度から始まった「子ども・子育て支援新制度」について、保育所などの利用者負担額(保育料)の算定に誤りがあったと発表した。電算システムの設定ミスが原因という。
 市によると、新制度移行により保育料の算定基礎が、保護者の所得税額から個人市民税所得割額に変更。税額に基づき市が定める利用者負担額表により保育料が決定し4~8月、2014年度の個人市民税所得割額、9月以降は本年度分で算出する。
 算定基礎となる所得割額には、住宅借入金等特別税額控除や配当控除などの税額控除は適用しないとしているが、適用後の税額で算定していた。
 9月以降の保育料について今月6日に相談を受け、手計算で保育料を算定したところ、4月からの保育料の額が過少であることが分かった。
 今後保育料に変更が生じるのは207世帯266人の児童分。徴収漏れの総額は4~7月分で567万1100円。対象となる保護者には14日以降、謝罪文と利用者負担額変更決定通知書を送付するとし、納付済保育料との差額は8月以降分に上乗せするとしている。
 工藤正司市長は「チェック体制を徹底し適切な事務を執行することで、信頼の回復に向け全力で取り組む」とコメントしている。
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